ダム事典[用語・解説](ページ:15)
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ダムの歴史 (だむのれきし) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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タワークレーン (たわーくれーん) | ||||||
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淡水赤潮 (たんすいあかしお) |
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→水の華 |
湛水面積 (たんすいめんせき) |
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ダムの貯水池にサーチャージ水位まで水が貯まったとき、その水面の面積をいいます。 |
湛水養生 (たんすいようじょう) |
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→養生 |
断層 (だんそう) |
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地下の地層や岩盤に力が加わって割れ、割れた面に沿ってずれ動いて食い違いが生じた状態をいいます。 断層が動く現象を断層運動と呼び、地震の主原因であると考えられています。 断層は、岩盤が割れてずれ動いたものですから、周辺の岩盤は大きな力で破砕され、岩石の破片の間に隙間が多い状態となっており、これを断層破砕帯と呼びます。岩石破片の隙間には大量の水を含み、地下水の通り道ともなります。掘削中のトンネルが断層破砕帯に当たると大量の水が噴出して工事が著しく妨げられます。 断層に関連したいくつかの言葉の意味を以下に記します。 ・震源断層 地震を発生させた地下の断層を震源断層といいます。 ・地震断層 地震時に地表にずれをもたらした断層のこと。通常は震源断層の上端です。地表地震断層とも呼ばれます。 ・活断層 最近の地質時代に繰り返し活動し、将来も活動して大地震を起こすことが予測される断層のことです。最近の地質時代については、従来は第四紀(約200万年前以降)とするのが一般的でしたが、最近では第四紀後期(数10万年前以降)、あるいはさらに短い地質時代(5万年前以降、1万年前以降など)とすることも多くなっています。 |
断層破砕帯 (だんそうはさいたい) |
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→断層 |
タンピングローラ (たんぴんぐろーら) | |||||||||
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ロックフィルダムやアースダムの土質材料を締固める目的で用いられる特殊なローラ。ドラムに8cm×22cm、高さ19cmの突起が無数に取り付けられており、ローラの重量をその突起を介して土に伝えることにより効果的に土を締固めることができます。 タンピングローラは、粘性の高い材料に効果が高く、また踏み跡がでこぼこになるために次の層を撒き出す前に掻き起こす必要が無いといった特徴も持っています。 (→知識を深める:建設機械コレクション(3)〜締固める)
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ダンプトラック (だんぷとらっく) | ||||||||||||
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荷台の代わりに強固な容器を取り付けたトラック。容器を油圧装置で傾けることができ、積み荷を重力によって容易に滑り降ろすことができます。最も広く利用されている運搬用機械で、骨材、コンクリートなどの運搬に使用されます。 公道上を走れるものとそうでないものがあり、区別するときには公道上を走れるものを普通ダンプトラック、そうでないものを重ダンプトラックと呼びます。ダンプトラックの大きさは最大積載量をトンで表し、普通ダンプトラックは最大11t積みまであり、重ダンプトラックは20tから190tを超えるものまであります。 コンクリートダムでは10t〜25tクラスが、ロックフィルダムでは25t〜90tクラスのダンプトラックが用いられます。 (→知識を深める:建設機械コレクション(1)〜載せて運ぶ)
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弾力的管理 (だんりょくてきかんり) |
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ダムの特別な管理方法で、洪水調節機能のあるダムについて、洪水調節に支障を生じない範囲で、洪水調節容量の一部に貯水し、これを適切に放流することによってダム下流の河川環境の保全・改善を図るものです。放流方法としては、フラッシュ放流という方法があります。 国土交通省では、平成9年度から11年度に直轄の7ダムで試行を実施し、平成12年度に弾力的管理試験を14ダムで開始し、17年度には24ダムで試験を実施しています。 |
地域に開かれたダム (ちいきにひらかれただむ) |
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地域の創意工夫を活かすとともに、ダムを一層開放し、ダムが地元にとってより密着した施設となるよう、ダムの利活用を推進し、より地域の活性化を図ろうとする制度で、国土交通省が推進しています。平成4年からはじまり、平成13年度末で、全国42ダムが「地域に開かれたダム」に指定されました。 |
地球温暖化 (ちきゅうおんだんか) |
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温室効果気体の人為的な排出により、大気中の温室効果気体が増加し、温室効果が強まることによって地球の平均気温が上昇することです。近年、地球温暖化が進行しているとされます。 |
治水安全度 (ちすいあんぜんど) |
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→安全度 |
地中連続壁 (ちちゅうれんぞくへき) |
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地中に連続した溝状の穴を掘削し、この中に鉄筋コンクリートなどを打設して連続した壁を築造すること。ダムでは、基礎地盤などの遮水のために通常グラウチングが用いられますが、条件によっては地中連続壁を築造することがあります。 ダム建設現場で用いられる地中連続壁の工法には大きく分けて、直径60cm程度のコンクリート杭を並べる柱列杭工法と幅64cm程度横3m〜7.5mの壁を構築していく水平多軸工法があります。前者は地質が固かったり転石が多い時に用いられます。後者は砂質の層や転石が比較的少ない場合に用いられます。水平多軸工法は柱列杭工法に比べて継ぎ目が圧倒的に少ないので止水性に優れる特徴も持っています。(→日本のダム:地中連続壁) |
着岩部 (ちゃくがんぶ) |
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→岩着部 |
中空重力式コンクリートダム (ちゅうくうじゅうりょくしきだむ) |
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→ダムの種類 |
超過洪水 (ちょうかこうずい) |
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河川の堤防やダムなどは想定された洪水を前提に計画されますが、その想定を超える洪水をいいます。 想定を超えた洪水でもその程度が小さければ、堤防は持ちこたえ、ダムでは洪水調節効果が継続することも期待できます。しかし、大きく想定を超えたときは、堤防から水があふれたり、堤防が破壊したりし、ダムの洪水調節効果が発揮できなくなったりします。 |
跳水 (ちょうすい) |
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急斜面からの流速の速い流れ(射流)が障害物や抵抗によって流速の遅い流れ(常流)になるとき、その境界面で渦を伴って水深の増加する現象をいいます。 |
直接流域 (ちょくせつりゅういき) |
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→間接流域 |
貯砂ダム (ちょしゃだむ) | |||
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ツインヘッダ (ついんへっだ) |
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油圧ショベルのアタッチメントとして、アームの先端に取り付ける切削器。油圧駆動の水平軸回転ドラムカッター。岩面切削などに使われます。(→知識を深める:建設機械コレクション(7)〜砕く・削る) |
通廊 (つうろう) |
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→監査廊 |
付替道路 (つけかえどうろ) |
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→付け替え道路 |
付替道路 (つけかえどうろ) | |||||
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堤外地 (ていがいち) |
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→堤内地、堤外地 |
堤高 (ていこう) |
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基礎地盤から堤頂までの高さのことで、ダムの高さを示します。ダムによっては地下に隠れている堤体部分が相当あって、外からながめた見かけ上の高さよりも堤高がだいぶ大きいこともあります。 |
堤趾導流壁 (ていしどうりゅうへき) |
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→導流壁 |
低水管理 (ていすいかんり) |
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渇水時においても必要な河川水の利用ができるよう、河川水を管理すること。河川の流量の長期的な予測、流量の観測、利水者の取水量の監視などを行います。 |
低水流量 (ていすいりゅうりょう) |
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1年のうち275日はこの流量を下回らない流量。河川の流況を示すための指標の一つです。 |
低層曝気装置 (ていそうばっきそうち) |
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→曝気 |
堤体 (ていたい) |
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ダムまたは堤防の本体。 |
堤体導流壁 (ていたいどうりゅうへき) |
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→導流壁 |
堤頂長 (ていちょうちょう) |
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ダムの堤頂の長さです。フィルダムの場合、洪水吐コンクリートの部分は堤頂長に含めません。 |
堤内地、堤外地 (ていないち、ていがいち) |
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堤防によって洪水氾濫から守られている住居や農地のある側を「堤内地」、堤防に挟まれて水が流れている側を「堤外地」と呼びます。昔、日本の低平地では、輪中堤によって洪水という外敵から守られているという感覚があったため、自分の住んでいるところを堤防の内側と考えていたといわれています。 |
デッドウォーター (でっどうぉーたー) |
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→死水 |